
UP AND COMING
取締役 副社長執行役員 平岩 秀隆
私たちが、どんな人物を求めているのか。採用の担当である平岩取締役副社長執行役員に、平岩建設の社風や求める人物像などを聞きました。
ものづくりに対しての「誠実さ」というのは、社風として受け継がれてきていると感じています。平岩建設は現在ではゼネコンですが、もともとは直接工事作業を行う鳶・土工の専門工事会社として始まっているということも関係していると思います。
品質の高いものをきちんと作るということに対してのこだわりはもちろんですが、そこからさらに進化して受け継がれているのは、例えば建物1棟建てるにしても、それがお客様にとってどう役に立つのか、何が必要なのか、といったことをお客様以上に考え、工事に携わるプロフェッショナルとしてこだわる。本当にそういったプロ意識が強い人が多い会社だと感じています。
当社が所沢でうまれて80年近く、地域と共に発展してきた歴史がありますので、実際にこの地域で生活する一人として、地域社会の中でのトップランナーとしての矜持をもって仕事をしている人が多いという印象を受けます。地域を代表するような建造物に携わることや、お客様から「平岩建設だから頼んだ」と頼られることも多いので、その期待に応えられるよう、誠実さとプライドを持って工事を行っています。
また、地域に密着した歴史ある会社でありながらも、一方では新しいことに積極的にチャレンジするという社風もある会社です。BIM/CIMの導入やICT施工といった建設DXへの取り組みはもちろんのこと、ベトナムや台湾といった海外への事業進出なども行っています。
さらに、外国人の従業員が現場の作業員だけではなく、BIM設計といったエンジニア職などの社員も多数社内で活躍しているというのは、所謂地方ゼネコンといわれる企業の中でもトップクラスの浸透度ではないかと思います。地域や国内にとどまらず、積極的に国際化に取り組み、幅広く受け入れていく姿勢というのが、社長は勿論のこと、社員の人たちにも浸透していると感じています。
採用に関して一番考えているのは、働いていただく場所として、どうやって当社を選んでいただくかという事です。これはどこの会社でも同じだと思いますが、世の中に建設会社が数多くある中で、当社で働いてみたいと思ってもらえるような環境づくりという事を一番大事にしたいと心がけています。
福利厚生と一口にいっても色々な制度があり、現在でも当社はかなり充実していると思うのですが、今後も社員の働きやすさを重視して拡充していく予定です。
人材育成については、新卒社員への社内研修やマナー研修などの一般的な教養や、社会人としてのスキルアップといった若手向けの各種研修などは本社で一括して行っていますが、プロフェッショナルな技術者として必要な、品質や安全といった面での教育は、現場のOJTでじっくりと様々なスキルを学んでいただきます。
品質の高い工事の施工を行うというのは、おそらくどこの会社でも目指していることなので、当社では、その工事をどういった人が手掛けて、お客様にどう寄り添い、関わっていくかという部分が、一番差別化できるところだと考えています。同じ建物をつくるにしても、どれだけお客様のことを考えて取り組んでいるのか、という事が伝わるような仕事をしてきたことが、多くのお客様からの信頼と、これまでの実績につながっていると思います。そういったことに目を向けられるような「人間力」の育成ということが、今後人材を育成する上で大切なことだと考え、今後の教育プログラムなどに活かしていきたいと考えています。
全産業で言われている「働き方改革」ですが、特に建設業では「2024年問題」として注目を集めるように、業界としても大きな課題となっています。
「4週8休」や「残業をしない・させない」といった基本的な事を着実に実現させていくために、業務の効率化はもちろんのこと、長時間労働が当たり前という建設業の意識を変革していくことから取り組んできました。
そういった意識の変革は確実に社内に浸透しつつあって、100%とはいえないまでも、この1~2年でかなり働き方改革が進んだのではと感じています。
また、働く人に寄り添えるような環境づくりというのが必要だという思いから、社員の様々な人生のステージ…例えば結婚して子供ができた、高齢になっても働き続けたい、といった変化に柔軟に対応できるよう、勤務時間や出勤日数の調整、リモートワークの導入といった制度や環境の整備も、少しずつ進めているところです。
さらに、仕事をしている中で、いろいろな悩みや不安などを抱えてしまい、心の健康に影響が出てしまうような事があっても、社内外にそれぞれメンタルヘルスの専門家の相談を受けられる制度を作るなど、さまざまなフォローを受けながら働きつづけることができる環境を整えています。
他にも、社員同士の顔が見える環境づくりも大事なことと考えていて、WEB社内報や社員のプロフィールがわかるコミュニケーションツールの導入、全社員が集まれるイベントの開催、若手社員だけで集まって交流できる若手会など、社内のコミュニケーションがスムーズにとれる環境づくりにも積極的に取り組んでいます。
建設業はモノづくりの仕事ではありますが、サービス業でもあると私たちは考えていて、当社の社長がよく口にするのですが「お客さま以上にお客さま目線で」という言葉があります。
お客様といっても、工事を発注する人だけではなく、建築物であれば住まう人や利用する人、道路などのインフラであれば地域の住民の皆様まで、そういった幅広い人たちの視点に立って仕事をするという事です。
工事によって出来上がったものの提供という事だけではなく、その工事の過程や工事完了後のことまで含め「お客様」の視点に立ったサービスの提供が必要だと考えています。
これは実際の工事にかかわる現場の社員だけではなく、社内で働いている社員でも同様です。
社内の人達から仕事を依頼されたときに、単に成果物を渡すだけではなくて、この人は何で困っているのか、なぜ私にお願いしているのか、といったことまで考えられる、そういった視点を持てるような人が、当社の仕事には向いているのではないかと感じています。
そして、新しいことにチャレンジすることを恐れない人。
どの業種でも同様だと思いますが、特に変化の激しい時代の中で、建設業というと、どうしても旧態依然な古くて堅い体質の業界に見られがちなのですが、新しいことに積極的に取り組んでいける会社じゃないと、今後はどんどん淘汰されていくでしょう。社風についてお話した通り、当社は「歴史ある地方ゼネコン」という枠にとらわれない会社ですので、新しいことへのチャレンジを厭わず、前向きに臨んでいけるような人が活躍できると思います。
最後に、チームプレイで仕事をすることが好きな人。
もちろん個々の能力や頑張りということも大事ですが、建設業というのは、社内外の数多くの人が関わって成り立つ仕事です。自分一人で頑張って成果を上げるという事に働き甲斐を感じるという人よりも、チームとしてどんな成果や結果を生み出せるかという部分に重きを置いている人に向いている仕事だと思います。
一人一人の頑張りをチームとして成果に結び付けることで、地域の皆様はもちろんのこと、たくさんの信頼していただけるお客様のために、素晴らしいサービスを提供していく会社になっていきたいと思っていますので、是非たくさんの方に当社に加わっていただけることを心待ちにしております。